メンズ財布LIST >> メンズ財布「革財布コラム」LIST >> 革財布コラム「色付け方法」


財布の風合いを左右する「色付け方法」

革財布 革財布の”風合い”を決める大きな要素となるのが「色付け加工」です。 細かく分類すれば、多種多様な色付け方法が存在することになりますが 、機能的な特性を考慮すると大きく2つに分類することができます。

それが「顔料仕上げ」と「染料仕上げ」です。それぞの特性は次項にて 記載していますが、一番の違いとなるのが「顔料仕上げ」は天然革素材が もともと持っている要素(キズ、シボ、シワなど)をほとんど目立たなくする 仕上げとなります。「染料仕上げ」の場合は逆で、天然革素材が持っている革表情 を活かす色付け仕上げとなるのです。


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革財布の顔料仕上げ

天然素材である”革素材”には、「キズ、シワなど」が存在しているものです。 生後間もない子牛などから採取される革素材(カーフ)であっても、少なからず キズなどはあるものです。

そんな革素材が本来持っている要素(キズ、シワなど)を覆い隠してしまうような 仕上げとなるのが「顔料仕上げ」です。他の塗料で例えると”ペンキ”のようなもの。 木材の木目といった天然要素を覆い隠してしまいキズも木目も見えなくなる”ペンキ” と同じような性質を持っていることになります。

ゆえに、革表情の特徴としては「革の素材感は希薄」となります。その代わりに購入 時点の”見栄え”がそのまま継続しやすい革財布となるのです。革素材は、時間の経過 共に経年変化を見せるものですが、”顔料仕上げ”の財布の場合は、そんな革表情を 隠してしまいますので、「経年変化の無い」革財布となります。 日本の工業製品として大量に創作されている財布のほとんどがこの”顔料仕上げ”と なっています。革素材と取り扱いが少々雑となっても(人的なキズなとを付けてしまっても) 仕上げによって覆い隠してしまうことができるからなんですね。


革財布の染料仕上げ

革素材のもともとの特徴を生かすことができる仕上げが「染料仕上げ」となります。 自然な革表情要素である「キズ、シワなど」がナチュラルテイストで活かされた 革財布とすることができます。 ちなみに、天然の革表情要素として代表的な4つ の要素は下記となります。

1)バラキズ
もともと生きている動物たちの皮ですので、”引っかき傷””虫刺され””ケガの痕” などが革素材の表情として残るのが「バラキズ」です。このような要素が存在する ことが”染料仕上げ”の証ともなるのかもしれません。

2)革のシワ表情(トラ)
動物の皮ですから、当然”シワ”があるのが当たり前です。このような皮革のシワを 通称「トラ」と呼んでいます。”象皮”などでは、このシワこそが必要不可欠な 柄として魅力溢れるものとももなっています。

3)色むら感(色の濃淡)
染色による”色むら感”だけではなく、もともと同じ皮の中にも”色むら”及び シボと呼ばれる肌目感(細かさ、粗さ、均一、不均一など)が異なります。それゆえに ひとつひとつの革素材がオリジナリティ高いものとなるのではないでしょうか。

4)稲妻のようなスジ
革表面に”稲妻のようなスジ”として見える(色むらなど)ものは、動物(牛)の 血筋です。

また、”染料仕上げ”の場合には、革素材の経年変化も革表情として映し出してくれます。 美しい経年変化は、染料仕上げの革財布ならではの魅力となっています。


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